デザインのちから!
昨日、細田木材工業株式会社さん(江東区新木場)に、「スクウェアウッズ多摩(SQUARE WOODS TAMA)」の製品(下記写真の木のタイル)を見せていただき、開発時の苦労・工夫等や使用例等、お話しを伺いました*。
*細田木材工業株式会社さんのお話しはパワープレイスさんが企画・実行等している
「屋台大学特別編:Bringing nature into our homes「木のある暮らし」!」でお聞きしました。
下記写真(右側)のように、裏側中央に丸い凹部が設けられ、壁等に設けた凸部分に嵌め込むように出来ていて、素人でも簡単に取り付けられるそうです。中央の凹部は、最初は複数の小さな凹部を設けて試したが、1mmでもずれると嵌らない等、この形にたどり着くまでに試行錯誤があったようです。
木材なので着色や絵を描くのも比較的簡単なようです。
材料又は部品自体が、デザイナーさんや建築家さんのみならず、店舗オーナーや主婦等、あらゆる人の創作意欲を掻き立て、創造的な楽しい空間を生み出す原動力となる、という素晴らしいケースであると思いました。

細田木材工業株式会社にお許しいただき写真撮影(Photo:Yoshizawa)
同社の製品開発は、2020年東京オリンピックを見据え、その開催決定の少し前から始まったようです。
それにしても、開催決定のおかげで、昨今の東京は建設ラッシュですね。個人的には新国立競技場建設の動向が気になります。採用案に対しては反対意見も多いように思います。
いずれにしても公共建築は、「現在及び将来の東京・日本のシンボルとしてふさわしいか」、「現在及び将来の東京・日本がどんな社会を目指すのか」について考え抜かれていることが必要と思います。
この点で、同社さんは一つの答えを出したとも言えると思います。
「建物に木を使おう」という想いから、上記製品は生まれたようです。
特に、東京の木(多摩産の木)をもっと使って欲しいという想いや、主に間伐材や、節が多く建築に適さない杉材をもっと使用できないかという想いから発展していったようです。
なお、同社さんの想いに対し、会場からも木に対する好意的な感情が感じられました。私も、木はやさしい、と思います。先般函館に旅した際に宿泊したホテルでは、エントランス空間は木材をふんだんに使用していました。その空間にいると旅の疲れがとれ、旅行者を歓迎してくれるような感じがしました。
木が持つあたたかみや、歴史的に見て日本人と木が深い繋がりを持つことを否定する人は少ないと思いますが、日本国内でも、各地域、それぞれに〝木(木材)との繋がり方〟には個性があるように思います。函館のホテルの木の空間に身をおいたときは、〝北海道ならではの木(木材)との繋がり方〟を感じました。
この点、〝東京ならではの木(木材)との繋がり方〟をも、この「スクウェアウッズ多摩(SQUARE WOODS TAMA)」はうまく表現しているように思いました。